ノアサガオ
のあさがお / 野朝顔
[学] Ipomoea indica (Burm.) Merr.
ヒルガオ科(APG分類:ヒルガオ科)の多年生つる草。葉は互生し、心臓形でまばらな毛がある。花期は長く、6~12月。花は紫色で花や葉の形がアサガオに似ており、朝開き、昼にはしぼむ。花柄が短く、萼片(がくへん)が反り返らないのでアサガオと区別できる。海岸の草地や崖(がけ)に生え、紀伊半島、伊豆諸島、四国から沖縄、小笠原(おがさわら)、および世界の熱帯に広く分布する。
[高橋秀男 2021年6月21日]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のノアサガオの言及
【アサガオ(朝顔)】より
…アサガオ属も亜熱帯,熱帯に分布しているが,サツマイモ属Ipomoeaとごく近縁で,同一属とされることもある。 アサガオ属Pharbitisにはアサガオのほかに,アメリカアサガオP.hederacea Chois.,ノアサガオP.congesta Roth,マルバアサガオP.purpurea Voigtなどがある。アサガオの原産地は南中国からヒマラヤ,ネパールの山麓地帯か,あるいはボルネオ,セレベスなど東南アジア地域と推定されている。…
※「ノアサガオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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