ノバスコシア州(読み)ノバスコシア(その他表記)Nova Scotia

翻訳|Nova Scotia

デジタル大辞泉 「ノバスコシア州」の意味・読み・例文・類語

ノバ‐スコシア(Nova Scotia)

《新しいスコットランドの意》
カナダ南東部、大西洋に突き出した半島
カナダ南東部の州。ノバスコシア半島とその北にあるケープブレトン島からなる。州都ハリファクス漁業や石油・ガス産業が盛ん。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノバスコシア州」の意味・わかりやすい解説

ノバスコシア〔州〕
ノバスコシア
Nova Scotia

カナダ,大西洋岸のノバスコシア半島とケープブリトン島から成る州。州都はハリファックス。幅約 35kmの地峡部で,ニューブランズウィック州に接する。アパラチア山系の北東部に属し,高度は概して低いが,氷食作用によって生成された湖が多く,海岸線は入江に富む。気候は大陸性,海洋性両方の影響を受け,1月の平均気温-8~-4℃,7月の平均気温 17~19℃,年降水量 1000~1375mmで,カナダのなかでは温和な地方。 1605年西部のファンディ湾岸のポールロワイアル国立歴史公園付近にフランス人の最初の居住地が開拓された。 1713年に半島部が,49年ハリファックスが開かれた。 58年にはケープブリトン島がイギリスに譲渡された。 19世紀後半までは,漁業,林業,造船業が主産業。近代工業の発達は,比較的遅れているが,石油精製,造船,食品加工が行われる。鉱業石炭を主とし,ケープブリトン島のグレースベイ付近,本土のピクトーに炭鉱がある。その他,金,鉛,亜鉛も産する。農業は酪農,果実栽培が主。またタラニシンイワシ,エビなどの漁業も盛ん。主要都市は,ハリファックス,シドニー,グレースベイ。またポールロワイアル,グランプレ,ハリファックス,ルイスバーグなどの6ヵ所に国立歴史公園がある。面積5万 5491km2。人口 89万 9942 (1991) 。

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