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ハイアワサ Hiawatha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハイアワサ
Hiawatha

北アメリカ先住民族 (インディアン) のオノンダーガ族の伝説的な首長。 1570~1600年頃オノンダーガ,モホークオネイダ,カユーガ,セネカの5族を結集してイロコイ同盟をつくった人物とされ,農業,航海,医学,芸術を教えたといわれる。詩人ロングフェローは,学術資料を踏まえ,フィンランドの叙事詩カレワラ』の韻律を用いて,この伝説的な英雄の生涯を歌った長編物語詩『ハイアワサ』 (1855) を著わした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハイアワサ【Hiawasa】

アメリカ・インディアン,イロコイ族の伝説上の長。神のお告げにより好戦的な五つの部族を連合体にまとめて平和を確立したという。ハイアワサという長が実際にこうした平和的連合体をつくったのは1450年ころであった。この事情を扱ったいくつかの資料をもとに,さらにフィンランドの叙事詩《カレワラ》の影響下に創作されたロングフェローの《ハイアワサの歌》(1855)は,月の娘ナミコスに育てられたオジブワ族のハイアワサの冒険物語詩の形をとっている。

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世界大百科事典内のハイアワサの言及

【イロコイ諸族】より

…同盟を構成する諸部族はセント・ローレンス川流域からオンタリオ,エリー両湖周辺に居住していた。同盟が結成されたのは16世紀後半で,その契機は神話上の英雄ハイアワサの言動にあるといわれる。同盟の最高決定機関の構成員は各部族から出るサチェムsachemとよばれる男性であった。…

※「ハイアワサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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