古代エジプトの女神。その名は〈ホルスの家〉の意。メンフィスのシカモアのハトホルと呼ばれ,ギリシア人によってアフロディテと同一視された。デンデラにおいて,ホルス,彼らの息子であるイヒIhiとで三柱神をなした。その属性は多彩で,王の養育者,ホルスの母(ときにはその配偶者),黄金の女神,幸福・音楽・踊りの女神,シカモア樹の精,さらには天空の女神として,牝牛,日輪と牛の角を頂く女性の姿などで表される。崇拝の中心地はメンフィス,デンデラのほか,ガバレイン,エドフなど多くあり,シナイ半島のトルコ石鉱山の守護神でもあった。新王国以降の民間信仰では,有名な〈七柱のハトホル〉が新生児の運命を定める仙女と同一視された。ハトホルの頭部を使った装飾柱は〈ハトホル柱〉として知られている。
執筆者:中山 伸一
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…フランス語で〈暗黒映画〉の意だが(本来は〈バラ色rose〉に対する〈黒色(暗い)noir〉の意味で用いられた),アメリカの犯罪映画crime movie,あるいはハードボイルド映画hardboiled‐detective filmをさすアメリカの映画用語である。 1945年にマルセル・デュアメル監修でパリのガリマール社から発売された有名な犯罪推理小説叢書〈セリ・ノワール(暗黒叢書)〉にあやかって,〈ノワール(暗黒)〉の形容がアメリカの犯罪スリラー映画に対するオマージュとして使われるようになった。…
…フランス語で〈暗黒映画〉の意だが(本来は〈バラ色rose〉に対する〈黒色(暗い)noir〉の意味で用いられた),アメリカの犯罪映画crime movie,あるいはハードボイルド映画hardboiled‐detective filmをさすアメリカの映画用語である。 1945年にマルセル・デュアメル監修でパリのガリマール社から発売された有名な犯罪推理小説叢書〈セリ・ノワール(暗黒叢書)〉にあやかって,〈ノワール(暗黒)〉の形容がアメリカの犯罪スリラー映画に対するオマージュとして使われるようになった。…
※「ハトホル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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