天文学上で考察される、生命が誕生、発展する状況に適した恒星からの距離に応じた領域。略称HZ。生命の誕生には、適当なエネルギーと、水が液体で存在できることが必要であると考えられている。各惑星系(系外惑星系)の主星(または中心星、系外惑星が公転する恒星など)からの距離により、各惑星が受け取るエネルギーが変化する。地球型生命の場合、水が液体であるような距離領域が必要である。また、適切な惑星大気の存在も重要である。
地球を含む太陽系では、ハビタブルゾーンは0.97から1.39AU(天文単位、太陽地球間平均距離のこと)であり、その範囲にある惑星は地球のみである。系外惑星系での生命の発見への指標の一つと考えられている。
系外惑星系でも、Gliese(グリーゼ)581やTRAPPIST(トラピスト)-1などにハビタブルゾーン内の惑星候補がみつかっている。
[編集部 2023年8月18日]
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新