天文学上で考察される、生命が誕生、発展する状況に適した恒星からの距離に応じた領域。略称HZ。生命の誕生には、適当なエネルギーと、水が液体で存在できることが必要であると考えられている。各惑星系(系外惑星系)の主星(または中心星、系外惑星が公転する恒星など)からの距離により、各惑星が受け取るエネルギーが変化する。地球型生命の場合、水が液体であるような距離領域が必要である。また、適切な惑星大気の存在も重要である。
地球を含む太陽系では、ハビタブルゾーンは0.97から1.39AU(天文単位、太陽地球間平均距離のこと)であり、その範囲にある惑星は地球のみである。系外惑星系での生命の発見への指標の一つと考えられている。
系外惑星系でも、Gliese(グリーゼ)581やTRAPPIST(トラピスト)-1などにハビタブルゾーン内の惑星候補がみつかっている。
[編集部 2023年8月18日]
habitable zone
十分な大気圧を仮定した場合に,恒星からの照射を受けて惑星の表面に液体の水が存在できる軌道領域。惑星の質量や恒星からの照射エネルギーなどから決定される。太陽系の場合は最大見積で0.38~10.0AU(天文単位,1天文単位は太陽の地球からの平均距離)。この領域内には地球のほか,金星(0.72AU)や火星(1.52AU)が含まれる。
執筆者:北台 紀夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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