ハンプ(その他表記)hump

翻訳|hump

デジタル大辞泉 「ハンプ」の意味・読み・例文・類語

ハンプ(hump)

《こぶの意》
貨車行き先別に仕分けするため、操車場内に設けられた小高い丘。貨車は自重によって傾斜面を下り、行き先のレールに導かれる。
自動車速度を落とさせるため、道路上に設ける高さ10センチほどの凸部。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ハンプ」の意味・読み・例文・類語

ハンプ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] hump )
  2. 車のスピードの出しすぎを防ぐため道路上におく、高さ一〇センチメートルほどのかまぼこ形の突起物。
  3. 鉄道貨物の操車場で、貨車を行き先別に仕分けるために設けた小高い丘。傾斜を利用して貨車を仕分け線に入れる。
  4. 海岸の突出部。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ハンプ」の意味・わかりやすい解説

ハンプ(鉄道)【ハンプ】

操車場で貨車の行先別仕分けを行うため作った小丘頂上から50/1000〜25/1000の勾配(こうばい)の線路(転落線)を設け,多数の行先別線に分かれた区間にも緩勾配がつけてある。勾配途中には仕分けのための分岐器,速度制御のためのカーリターダーが設けてある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android