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ハーテビースト hartebeest

翻訳|hartebeest

デジタル大辞泉の解説

ハーテビースト(hartebeest)

ウシ科の哺乳類。角は雌雄にあり、S字状に曲がって竪琴(たてごと)形をなす。アフリカの草原にすむ。しかれいよう。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハーテビースト【hartebeest】

偶蹄目ウシ科の哺乳類(イラスト)。家畜のウシに似て,それよりも長く湾曲した角を,雌雄とももつ大型のアンテロープ。四肢は細い。前肢後肢よりも長いため,肩が腰よりも高い。時速70~80kmの高速で走ることができる。体色は茶色ないし灰褐色。尾には長い黒色の房毛(ふさげ)がある。体長150~245cm,肩高110~150cm,尾長30~70cm,体重100~225kg。角は長さ25~38cmある。タンザニアローデシアなどアフリカ中部から南アフリカにかけてのサバンナにすみ,朝方と夕方,おもに草を食べる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハーテビースト
はーてびーすと
hartebeest

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科ハーテビースト属に含まれる動物の総称。この属Alcelaphusのアンテロープはアフリカに分布し、開けた草原や低木林が点在する草原に生息する。肩高1.2~1.5メートル、体重160~180キログラム。角(つの)は雌雄にあり、長さ25~38センチメートルで、竪琴(たてごと)形である。体は砂色から赤栗(あかぐり)色まで変化に富む。普通、4~30頭の群れで生活し、ヌーやシマウマと混合群をつくることもある。食物はほとんどが草で、丈の低い草や若草を好む。採食中は雄か老雌が見張りに立つことも多い。妊娠期間は約8か月で、アフリカの東部では4~5月に、南部では7~8月に1産1子を産む。現在では絶滅したアフリカ北部のキタハーテビーストA. buselaphus、ケニアとタンザニアのコンゴニハーテビーストA. cokei、アフリカ南部のカーマハーテビーストA. caama、アフリカ南東部のコンジハーテビーストA. lichtensteiniなどがあるが、学者によって2~8種に分けられている。[今泉忠明]

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世界大百科事典内のハーテビーストの言及

【レイヨウ(羚羊)】より

…体は黄褐色,栗色,灰色などあり,白斑は左右の目の間にときどきみられる。すべてアフリカ産で,300~1000頭にもなる群れをつくるハーテビーストAlcelaphus buselaphus,独特の長い顔と短く太い角をもつコンジハーテビーストA.lichtensteini,アリ塚などに登って敵を見張る習性をもつトピDamaliscus lunatus,大群で季節的移動をするヌーConnochaetes taurinusなどの3属7種がある。(3)オリックス亜科Oryginae 大型で雌雄とも長い槍状,サーベル状,あるいは栓抜き状の角をもち,顔に腺はなく,尾は長く先に房毛がある。…

【レイヨウ(羚羊)】より

…森林ややぶにすむブッシュバックTragelaphus scriptus,体重の割りに身軽にジャンプするイランドT.(Taurotragus) oryx,インドの平原にすむニルガイBoselaphus tragocamelus,雄には角が4本もあるヨツヅノレイヨウTetracerus quadricornisなど3属11種がある。(2)ハーテビースト亜科Alcelaphinae 大型で尾が長く,先端に房毛(ふさげ)がある。眼下腺と前足に蹄間腺が発達する。…

※「ハーテビースト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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