バゲルハットのモスク都市(読み)バゲルハットのモスクとし

世界遺産詳解 の解説

バゲルハットのモスクとし【バゲルハットのモスク都市】

1985年に登録された世界遺産(文化遺産)で、バングラデシュ南部、クルナ州バゲルハット県に位置する。建造物が18km2に点在し、遺跡内にはモスクやタダルガー(霊廟)など約50の建造物があり、そのほとんどが、15世紀前半にこの地にやってきたトルコ系の武将ハーン・ジャハーン・アリーとその従者によって建築された。そのうちサイト・グンバド・モスクはバングラデシュ最大の規模である。この地方独特の弓形屋根を模したドーム屋根など優れた建築技術が見られ、ここだけでしか見ることができないハーン・ジャハーン様式を特徴としている。◇英名はHistoric Mosque City of Bagerhat

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android