バトン(読み)ばとん(英語表記)baton

翻訳|baton

日本大百科全書(ニッポニカ)「バトン」の解説

バトン
ばとん
baton

陸上競技リレー競走で使われる中空。材質は継ぎ目のない木か金属その他の硬い物質でつくられ、断面が円く、滑らかなものでなければならない。長さは28~30センチメートル、直径は4センチメートル、重さは50グラム以上と決められている。走者は、このバトンを次の走者に手渡すこととされているが、バトンの受け渡しは、20メートルのテークオーバーゾーンtake over zoneの中で行わなければならない。そのほかの所で受け渡しをしたときは、失格になる。また、ゾーン内での手渡しに失敗したときは前走者が拾って、手渡さなければならない。

[石井恒男]

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デジタル大辞泉「バトン」の解説

バトン(baton)

陸上競技のリレー競走で、走者が手に持って走り、次走者に手渡す軽い棒管。
音楽で、指揮棒タクト。また、パレードなどで、手に持って音楽に合わせて動かす、飾りのついた

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精選版 日本国語大辞典「バトン」の解説

バトン

〘名〙 (baton)
① リレー競走で走者が持って走り、次の走者に引き継ぐ木の筒。また比喩的に、あとの人に引き渡す地位や仕事など。
※日独対抗競技(1930)〈阿部知二〉「八百リレイで、〈略〉第二走者にバトンを渡したとき」
② 音楽で、指揮棒。タクト。また、パレードなどで用いる装飾的な杖や棒。バトントワラーのあやつる棒。
※あめりか物語(1908)〈永井荷風〉旧恨「手にする指揮鞭(バートン)で三撃の合図をすると、燦たる燈火一斉に消え」

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とっさの日本語便利帳「バトン」の解説

バトン

陸上のリレー競走で走者が手渡していく用具。継ぎ目のない木製か金属製の管で、長さ二八〇~三〇〇mm、重さ五〇g以上などの規制がある。ロードリレーとも呼ばれる駅伝ではタスキを用いるのが日本の伝統だが、海外ではバトンの例もある。

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世界大百科事典内のバトンの言及

【タクト】より

…今日〈タクトをとる〉といえば,拍や拍子を明示することで,音楽を指揮することと同義的な言い回しにも用いられる。また日本では,その際に用いる指揮棒(タクトシュトックTaktstock,バトンbâton)のこともタクトということがある。 多人数での演奏(合唱や合奏)の際,リーダーの動作や指示をはっきり見せようとして,棒などを利用することは古くからあったろう。…

※「バトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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