バンスカービストリツァ(英語表記)Banská Bystrica

デジタル大辞泉 「バンスカービストリツァ」の意味・読み・例文・類語

バンスカー‐ビストリツァ(Banská Bystrica)

スロバキア中部の都市。ズボレン盆地の北部、フロン川沿いに位置する。中世より鉱山都市として知られ、15世紀から16世紀にかけてフッガー家などの富豪投資を受け、銅や銀の採掘で栄えた。1944年に起こったナチスドイツに対する大規模な抵抗運動(スロバキア国民蜂起)の拠点になったことで知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンスカービストリツァ」の意味・わかりやすい解説

バンスカービストリツァ
Banská Bystrica

ドイツ語ではノイゾール Neusohl。スロバキア中部の中心都市。ブラチスラバ北東約 160km,低タトリ山脈の南麓フロン川沿いに位置する。古来戦略上の要地で,13世紀に鉱山町として都市権を獲得。 15~16世紀を中心に銀,銅の採掘により栄えた。現在博物館となっている城,鉱山への移民労働者のために建てられたドイツの聖堂,スロバキアの聖堂などがある。 1944年のスロバキア民族蜂起の地としても知られる。第2次世界大戦後,産業,住宅,文化活動などの面で大きな発展がみられた。人口8万 5007 (1991推計) 。

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