バーモント州(読み)バーモント(その他表記)Vermont

翻訳|Vermont

デジタル大辞泉 「バーモント州」の意味・読み・例文・類語

バーモント(Vermont)

米国北東部の州。州都モントピーリアー酪農や果樹栽培が盛ん。→アメリカ合衆国補説

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーモント州」の意味・わかりやすい解説

バーモント〔州〕
バーモント
Vermont

アメリカ合衆国北東部,ニューイングランド地方にある州。ワイオミングアラスカに次いで3番目に人口の少い州。州都はモントピーリア。州域はなだらかな古期アパラチア山系のグリーン山脈が占め,「緑の山地州」の愛称で親しまれる。州の北境に位置するシャンプレーン湖の名は,1609年ヨーロッパ人として初めてこの地を訪れたフランスの探検家 S.deシャンプランに由来する。もとはアベナキ族が住んでいたが,66年フランス人による最初の白人入植地が築かれたのを皮切りに,1724年オランダ人やイギリス人が多数入植した。その後 63年イギリスがフレンチ・アンド・インディアン戦争に勝ち,入植者数は合衆国独立までに約2万を数えた。 77年独立を宣言し,91年独立十三州 (→十三植民地 ) に次いで 14番目の州となった。冷帯の大陸性気候で冬は-34℃以下と寒いが,夏は 30℃以上の日も珍しくない。年降水量は 1000mm程度,積雪量は谷で 2m,山で 3mとなる。景観がすぐれていることから観光地や別荘地が多い。大理石花崗岩特産で,ワシントン D.C.の大審院やニューヨークの国際連合の建築物に用いられている。酪農中心の農業州でもあるが,近年エレクトロニクス,機械金属製紙印刷などの工業が発達している。面積 2万4908km2。人口 62万5741(2010)。

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