デジタル大辞泉 「パイプライン処理」の意味・読み・例文・類語 パイプライン‐しょり【パイプライン処理】 《pipeline processing》マイクロプロセッサーの高速化技術の一。複数の段階で処理されるひとまとまりの命令に対し、連続した複数の命令を流れ作業的にそれぞれの処理段階において独立して処理を行うこと。パイプライン制御。パイプライン方式。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パイプライン処理」の意味・わかりやすい解説 パイプライン処理パイプラインしょりpipeline processing 情報処理である装置に入力情報が与えられると,それが加工され,結果が出力されるまでにある時間を必要とする。そして次の入力は結果が出たあとに行われるのが普通である。しかしその装置を n個に分割し,情報の加工がこれら n個の部分的装置を時間的に順に通過して結果が得られるものとすれば,入力情報を与えてから出力が得られるまでの時間のほぼ n倍の繰返しの速さで入力情報を与えることができる。このようなシステム設計をパイプライン処理といっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ASCII.jpデジタル用語辞典 「パイプライン処理」の解説 パイプライン処理 CPUを高速化する設計手法のひとつで、命令を複数の手順に分けて、流れ作業で処理する。ある処理で得られたデータを次の処理へと順々に渡していく一連の流れがパイプにデータを流すようなイメージがあることから名付けられた。たとえば、命令を「取り出し」「デコード」「実行」「書き込み」の手順に分けた場合、命令Aの取り出しが終わってデコードを開始すると、同時に命令Bの取り出しを開始できる。1つの命令の処理が終わる前に次の命令の処理を開始できるため、処理の効率がよくなる。 出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報