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パルティータ パルティータpartita

翻訳|partita

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パルティータ
partita

音楽用語。独奏用の組曲のこと。変奏曲を意味する言葉で,17世紀初期には変奏曲のために用いられたが,中期から変奏組曲の意味にも用いられ,17世紀終り頃からドイツの作曲家が組曲の意味で用いるようになった。代表例は J. S.バッハの『6つのチェンバロのためのパルティータ』『無伴奏バイオリン・パルティータ』など。

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デジタル大辞泉の解説

パルティータ(〈イタリア〉partita)

17、8世紀に作られた器楽用の組曲、または一連の変奏曲。

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デジタル大辞泉プラスの解説

パルティータ

ドイツの作曲家J・S・バッハのクラヴィーア曲集(1725-31)。原題《Partiten》。『6つのパルティータ』とも呼ばれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

パルティータ【partita[イタリア]】

変奏曲組曲,多楽章形式楽曲などの意味で用いられた音楽用語。イタリア語の〈部分parte〉という意味から,16世紀末から18世紀初頭にかけて,変奏曲のなかの一つの変奏に対する名称として用いられた。18世紀以後の変奏曲では,とくに〈主題〉と題される第1曲が第1パルティータ,そして第1変奏が第2パルティータというように数えられるのが普通であった。変奏曲全体を指すのには,partite(複数形)なり,partite diverse(〈種々のパルティータ〉の意)が用いられた。

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大辞林 第三版の解説

パルティータ【partita】

一七~八世紀の楽曲の形式。変奏の意から組曲をさすようになった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パルティータ
ぱるてぃーた
partitaイタリア語

バロック時代に用いられた音楽形式の名称。元来イタリアで「変奏曲」の意味で使われたが、この用法はドイツにも入り、賛美歌に基づく変奏曲が「コラール・パルティータ」とよばれた。また、ドイツでは17世紀末から「組曲」の意味にもこの語が使われ、フローベルガーやクーナウのあと、J・S・バッハが六曲のハープシコード用パルティータ(BWV825~830)で芸術的な完成へ導いた。[寺本まり子]

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世界大百科事典内のパルティータの言及

【ディベルティメント】より

…弦楽器のみのもの,弦に管を加えたものなどさまざまなものがあるが,各声部は独奏楽器によって奏される。この時代には新興市民と啓蒙君主の趣味を反映した屋外音楽にセレナード,カサツィオーネ,ノットゥルノ,フェルト・ムジークなどがあったが,これに室内楽的なパルティータターフェルムジークなどを加えて,ディベルティメントと総称した。簡単なソナタ形式で書かれた典雅な第1楽章の後にメヌエット,緩徐楽章,メヌエット,終曲と並び5楽章形式がほぼ標準だが,10楽章を超えるものもあった。…

※「パルティータ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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