絵の具,インキなどの顔料(媒質)を分散させる媒体(一般に樹脂と溶剤の混合物)で,展色剤ともいう.ビヒクルの役割として,顔料を分散させ,流展性を与え,印刷物に顔料を密着させる機能が必要である.凸版印刷用のインキにはあまに油が,また,油ペイントにおけるボイル油,エナメルにおけるスタンド油などが,ビヒクルとして使用されている.顔料の色彩の調整はビヒクルの選択に大きく依存する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…ビヒクルともいう。印刷インキ,塗料,絵具など着色剤の主成分の一つで,顔料などの色剤を展(の)べる材料。…
※「ビヒクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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