あまに油(読み)アマニユ(その他表記)linseed oil

化学辞典 第2版 「あまに油」の解説

あまに油
アマニユ
linseed oil

アマ種子溶剤抽出するか,加熱圧搾して得られる脂肪油無色透明の液体.リノール酸リノレン酸オレイン酸などのグリセリドからなる代表的な乾性油印刷インキペイントワニスリノリウム製造に用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「あまに油」の意味・わかりやすい解説

あまに油
あまにゆ
linseed oil

アマの種子から得られる乾性油。アマはロシア、アメリカ、カナダアルゼンチンなどに産出し、日本では北海道に産する。種子の含油量は33~43%で、圧搾法溶剤抽出法で採油される。主要成分脂肪酸はリノレン酸で40%程度存在し、ついでリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸を含む。パルミチン酸ステアリン酸などの飽和脂肪酸量は少なく、通常10%程度である。リノレン酸が多いために、空気酸化による乾燥膜は優良である。あまに原料油および精製油からボイル油、スタンド油が生産される。標準的塗料油であるが、印刷インキなどの製造にも用いられる。

[福住一雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「あまに油」の解説

アマニ油

 アマ(亜麻)の種子からとれる油.ヨウ素価190前後の乾性油で工業的に利用される.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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