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ビワハゴロモ Fulgoridae; lantern fly

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビワハゴロモ
Fulgoridae; lantern fly

半翅目同翅亜目ビワハゴロモ科に属する昆虫の総称。大型の種類を含む科で,熱帯地方に多く,体長 60mmをこえるものもある。頭部は丸いかまたは異様に変形して突出する。触角は3節で,複眼の下から生じる。単眼は普通2個。前翅は膜質で前縁部を欠き,止るときは屋根形または垂直にたたまれる。翅脈は多数に分枝し,先端部は細かい網目状になるものが多い。後翅は美しい色彩をもつものがあり,飛翔時に目立つ。日本には分布しないが,中国南部に分布するテングビワハゴロモ Pyrops candelariaや中南米産のユカタンビワハゴロモ Fulgora laternariaは有名である。 (→同翅類 , 半翅類 )

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビワハゴロモ
びわはごろも / 琵琶羽衣
lantern fly

昆虫綱半翅(はんし)目同翅亜目ビワハゴロモ科Fulgoridaeの昆虫の総称。体長が40ミリを超える大形種を含み、色彩の美しいものも多い。体は扁平(へんぺい)か棒状で、後者では頭部に長く前方に伸びる突起をもつことが多い。翅脈は細かく、とくに後翅の臀(でん)部は網目状で多くの横脈がある。おもに熱帯、亜熱帯地方に分布し、日本には産しない。台湾、中国大陸に分布するワタナベビワハゴロモFulgora watanabei、中国大陸のキクチハゴロモLycorma delicaturaなどが知られる。いずれも樹木の幹にすむ。[林 正美]

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