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ピトエフ夫妻 ピトエフふさい

世界大百科事典 第2版の解説

ピトエフふさい【ピトエフ夫妻】

フランスの俳優。夫ジョルジュGeorges Pitoëff(1884‐1939)はむしろ演出家として優れる。ジョルジュはロシアのティフリス(現,トビリシ)の劇場支配人の子として生まれ,スタニスラフスキーダルクローズの教えを受けた後,1914年パリに出る。翌年ルドミラLudmilla(1895‐1951)と結婚し,ジュネーブに移ってアマチュアを募り,はじめはロシア語で,やがてフランス語でチェーホフイプセンルノルマンなどを演じしだいに認められる。

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世界大百科事典内のピトエフ夫妻の言及

【フランス演劇】より

…コポーの上演した新しい劇作(J.ルナール,クルトリーヌ,クローデル,C.ビルドラック《商船テナシティ》)や古典(モリエール,シェークスピア喜劇)に比べると,その弟子であったジュベ,デュラン,ロシアから来たピトエフ,ドイツ表現派との接点を作るバティの〈カルテル四人組〉による文学戯曲の上演ははるかに多彩である。ジュベがJ.ロマン(《クノック》),M.アシャール(《お月さまのジャン》),J.コクトー(《地獄の機械》),そして演出家と作家の協力の記念碑となるJ.ジロードゥー(《トロイ戦争は起こらないだろう》《オンディーヌ》)を経てサルトル(《悪魔と神》)を,デュランがL.ピランデロ(《御意にまかす》)からA.サラクルー(《地球は丸い》),サルトル(《蠅》)に至る多彩な作家の初演(ピランデロ作品はフランス初演)を果たしたのに対し,ピトエフ(ピトエフ夫妻)は,クローデル(《交換》)や初期のJ.アヌイ(《荷物なき旅行者》)等を除けば,主としてチェーホフ(《かもめ》),ピランデロ(《エンリコ4世》),イプセン(《人形の家》),F.モルナール(《リリオム》),G.B.ショー(《セント・ジョーン》)等の外国作家を紹介し,またバティはガンティヨンSimon Gantillon(1887‐1961。《娼婦マヤ》)などマイナーな作家で成功を収めた。…

※「ピトエフ夫妻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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