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ピリン系薬剤 ピリンけいやくざい

大辞林 第三版の解説

ピリンけいやくざい【ピリン系薬剤】

アミノピリンやスルピリンなどのピラゾロン系の薬、およびそれらを含む薬剤。解熱・鎮痛薬として用いられるが、アレルギーによる発疹(ピリン疹)などの副作用があるので、使用は制限される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピリン系薬剤
ぴりんけいやくざい

主としてピラゾロン系解熱・鎮痛・消炎剤をいう。アミノピリンが代表的薬物で、このほかに、アンチピリン、イソプロピルアンチピリン、スルピリン、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、ケトフェニルブタゾン、クロフェゾンなどがある。
 ピリン系薬剤の特徴は、効果も大であるが副作用として過敏症、発疹(ほっしん)、アレルギーなどが多くみられることで、かつては解熱・鎮痛剤としてかぜ薬に繁用され、一般用薬のかぜ薬はピリン系と非ピリン系に分類されていた。しかし、アミノピリンは実験的に亜硝酸と反応して発癌(はつがん)物質であるジメチルニトロソアミンを生成し、この反応が動物の消化管中でもおこることがわかり、欧米ではもはや使用されておらず、日本でもアミノピリンの一般用医薬品への使用が禁止され、かぜ薬も非ピリン系のみとなった。なお、イソプロピルアンチピリンやスルピリンについては発癌性の報告はない。また、アスピリンはアセチルサリチル酸製剤で、ピリン系薬剤ではない。[幸保文治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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