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ピーチアビエーション ぴーちあびえーしょんPeach Aviation

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知恵蔵の解説

ピーチアビエーション

大阪府泉佐野市に本社を置く格安航空会社(LCC)。正式社名はPeach Aviation株式会社筆頭株主全日本空輸株式会社(全日空)及び、香港の投資会社ファーストイースタン・インベストメント・グループの企業と株式会社産業革新機構の3社がほぼ全株式を保有し、2011年2月に設立された。
以前も、LCCとは異なるものの、低運賃をうたうスカイマークなどが国内路線では就航していた。しかし、国際的な航空自由化に対応すべく日本初のLCCとしてピーチが発足した。関西空港から札幌・福岡・沖縄などへの国内線に加え、仁川(インチョン)・香港・台北と関西空港を結ぶ国際路線も運航している。会社名は、全日空出身で同社設立準備中であった井上慎一代表取締役CEO(最高経営責任者)らが発案したもの。幸せや若々しさを象徴する、縁起の良い果物である「桃」のネーミングは、ファーストイースタン・インベストメントの会長からも絶賛されたという。
LCCは、サービスの簡略化をはかる代わりに格安な運賃を設定している。1985年に設立されたアイルランドのLCC、ライアンエアーは、欧州で驚異的な運賃を掲げて運航、現在では国際旅客数世界最大の航空会社となった。ピーチもライアンエアーの元会長をアドバイザーに招くなどして、これまでの日本航空・全日空のようにサービスの質を競うような航空会社とは一線を画し、顧客サービスの多くを削減・省略または有料・別料金として、運賃の低額化を目指す経営方針を掲げた。航空機の運用を工夫して稼働率を高めたり、機内食を別料金としたり、客室乗務員契約社員でまかなう、あるいはボーディング・ブリッジを使わない、安価で簡素な専用ターミナルを利用するなど、あらゆる面で徹底的コスト削減を図っている。様々な破格運賃のキャンペーンなどが話題を呼び、2012年3月の就航以来11月末には搭乗者100万人を達成する急成長を続けている。

(金谷俊秀  ライター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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