コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

フウセイ Larimichthys crocea

2件 の用語解説(フウセイの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

フウセイ【Larimichthys crocea】

スズキ目ニベ科の海産魚。東シナ海から南シナ海にかけて分布する。日本近海には少ないためか,これまで地方名は記録されていないようである。全長60cmに達する大型魚で,体はやや細長い。体色はやや灰色を帯びた黄金色で,口唇は紅色を帯びる。ニベ科の他種と同様,大きなうきぶくろをもち,これに約30対の盲管状突起が出ている。このうきぶくろとこれに付着する筋肉の働きで,音を発することができる。産卵期になると産卵場で大群を形成し,グーグーという大きな音を出すため,台湾では船底に耳をつけ,魚のいる場所をさがすことが報告されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フウセイ
ふうせい
[学]Pseudosciaena crocea

硬骨魚綱スズキ目ニベ科に属する海水魚。フウセイの名は朝鮮語に由来する。中国では大黄魚と称される。東シナ海から黄海に分布。体はやや長く側扁(そくへん)。体色は灰白色で腹側は黄金色を帯びる。脊椎(せきつい)骨数は26個で、近縁種のキグチ(脊椎骨数29個)と区別される。食性は肉食性で、オキアミなどの浮遊性甲殻類および小形魚類を捕食する。成長は速く、大きいものでは50センチメートルに達する。底引網で漁獲され、中国料理のほか、かまぼこの原料となる。[谷口順彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

フウセイの関連キーワードシロギスニベブリマダイイシモチアオギスアサヒダイオオニベキグチトラギス

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone