デジタル大辞泉 「フェイルセーフ」の意味・読み・例文・類語 フェイル‐セーフ(fail-safe) 1 機械などで、一部に故障や誤操作があっても、安全なほうに作動する仕組み。2 戦略核戦力の配備にあたって、偶発戦争を防止するためにとられている安全対策。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「フェイルセーフ」の意味・読み・例文・類語 フェイル‐セーフ 〘 名詞 〙 ( [英語] fail-safe ) あるシステムで故障が起きた場合、安全が確保されるようになっている装置。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェイルセーフ」の意味・わかりやすい解説 フェイルセーフfail-safe 工学的システムなどにおいて,機器の故障または人為的に誤った取り扱いをしたときでも,結果として安全側に働くように設計するという考え方。利用者の過失に対する安全性を確保する概念フールプルーフと同様,故障発生時の耐性を意味するフォールトトレランスの実践の一つ。例として,加圧水型原子炉において,制御棒を駆動する電源が切れると制御棒がそのものの重さで炉内に落ち込み原子炉を停止させることなどがある。ただしシステム固有の性質で安全側に働く例は多くなく,ほとんどの場合,障害発生時に機能や処理能力が一部低下しても必要最小限の処理を続行できる機能 (フェイルソフト) を組み込んでおく。これによって一部の機器に機能が集中することを避け (機能分散) ,あるいは処理作業時に一部の機器に集中して負担をかけない (負荷分散) 。また航空機の分野でも,疲労・亀裂などの部分的破壊を生じても被害がかぎられた狭い部分のみにとどまり,致命的な破壊に進展しないうちに点検,修理,補強などの対策を講じることのできる構造 (フェイルセーフ構造) に設計する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by