コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

フジクジラ Etmopterus lucifer

2件 の用語解説(フジクジラの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

フジクジラ【Etmopterus lucifer】

軟骨魚綱ツノザメ目ツノザメ科の海産魚。クジラの名の由来は不明だが,フジは生時の体色(藤色)に関係するのだろう。死後は一様に黒くなるので,地方によってはカラス,クロンボ,クロツノコなどという。日本近海にはカラスザメ属は8種分布するが,フジクジラはもっとも分布域が広く,東北地方以南の日本各地,台湾,ニュージーランド南アフリカ南西アフリカウルグアイ沖などからも報告されている。全長50cmにしかならない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フジクジラ
ふじくじら / 藤鯨
lantern dogfish
[学]Etmopterus lucifer

軟骨魚綱サメ目ツノザメ科に属する海水魚。太平洋インド洋大西洋などに広く分布する。日本では北海道南部以南の深海から知られている。臀(しり)びれがなく、背びれに強い棘(とげ)があること、上顎歯(じょうがくし)と下顎歯の形が異なること、体が黒色で鱗(うろこ)が線状に並ぶことなどが特徴。体の腹面はとくに黒く、この部分に発光器がある。卵胎生。全長40~50センチメートルになる。日本近海には、カラスザメE. pusillusなどいくつかの近縁種がいる。[仲谷一宏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

フジクジラの関連キーワードアブラツノザメ軟骨魚類ホホジロザメ藍鮫油鮫油角鮫糟鮫角鮫太角鮫ホシザメ

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone