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フタオビコヤガ フタオビコヤガ Naranga aenescens

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フタオビコヤガ
フタオビコヤガ
Naranga aenescens

鱗翅目ヤガ科。前翅長7~11mmで,雌は雄より大きい。前翅は黄色で褐色の2斜条があるが,雌では地色は暗色を帯び,斑紋も不鮮明である。後翅は灰黒色。幼虫はイネの害虫で葉を食べる。日本全土,台湾,朝鮮,中国に分布する。

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世界大百科事典 第2版の解説

フタオビコヤガ【Naranga aenescens】

鱗翅目ヤガ科の昆虫。幼虫は古くからイネの害虫として著名で,イネアオムシと呼ばれる。開張約1.5~2cmの小型種。成虫は4~9月にかけて出現する。1化の成虫は暗い灰黄色,2化のものは黄色で,とくに雄では前翅に2本の紫褐色の帯を有する。インド東南アジアから日本にわたり稲作地帯に広く分布する。イネ以外の雑草からは発見されていないので,水田の開発に伴って分布を拡大しているものと思われる。【杉 繁郎】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フタオビコヤガ
ふたおびこやが / 双帯小夜蛾
green rice caterpillar
[学]Naranga aenescens

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヤガ科に属するガ。はねの開張15~20ミリの小形種。はねは細長く、前翅頂はとがる。第一化の成虫は、前翅が暗い灰黄色で、中央を走る赤褐色帯がないが、第二化では明るい黄色で、雄では中央に赤褐色帯があり、雌では部分的または完全に消失していることが多い。日本全土から東南アジアに広く分布する種で、幼虫はイネの害虫として有名である。稲作とともに分布域を広げたものと考えられる。幼虫は緑色のイモムシで、第3、第4節の腹脚が退化しているので、シャクトリムシ状の歩行をする。イネの葉を食べ、寒地では年2~3回、暖地では年3~5回の発生。老熟幼虫は藁(わら)の中で越冬する。[井上 寛]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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