フットケア

六訂版 家庭医学大全科「フットケア」の解説

フットケア
(皮膚の病気)

 足にできた潰瘍(かいよう)壊疽(えそ)を治療しないで放っておくと、外科治療が必要になり、ひどい場合には足を切断しなければならなくなります。欧米では「足は第二の心臓」といわれ、認定資格のもとに足の専門職のポダイアトリストやフスフレーガーによるフットケアが熱心に行われています。

 日本でも、糖尿病があると足の手入れ(日常のケア)と早期の治療(医療的フットケア)の重要性が評価されるようになってきました。2008年度より、チーム医療による日常の足ケアの指導、教育、実際のケアとして洗浄清拭(せいしき)、足浴、皮膚角化の軟膏塗布、鶏眼(けいがん)(うおのめ)処置切り、皮膚潰瘍の評価などが行われるようになりました。足に痛みや圧迫を感じなければ神経障害が起きている可能性もあるので、爪の切り方にも注意したいものです。また、足にあった靴を履くことも非常に重要で、シューフィッターのいる靴屋さんを紹介してもらいましょう。糖尿病の足病変は、血糖のコントロールと同様にきちんとしたケアを施せば悪化を防止することができるのです。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「フットケア」の解説

フットケア
foot care

足の手入れ法。日本人も長時間靴を履くことが多くなり,トラブルも増えてきたため,足の美容法が注目されるようになってきた。足専用のマッサージ剤や,ハーブをぬるま湯に入れて血行を促す足浴剤も市販されている。ペディキュア (足の指のマニキュア) ,むくみを取って引き締める足美容をはじめ,魚の目 (鶏眼) ,たこ (胼胝〈べんち〉) ,骨が変形して親指の付け根が飛び出る外反母趾,指がかぎ形に曲がるハンマートゥなど痛みを伴うトラブルまでケアする足専門のエステティックも登場した。欧米では足のトラブルを治療することをポドローグといい,専門家を養成する学校もあるが,日本ではまだ少数である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉「フットケア」の解説

フット‐ケア(foot care)

足の手入れ。足の美容。ペディキュアのようなおしゃれに関することから、マッサージ、外反母趾がいはんぼしの予防・治療、魚の目・たこの除去など健康に関することまで、その意味するところは広い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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