デジタル大辞泉
「胼胝」の意味・読み・例文・類語
たこ【胼=胝/×胝】
繰り返し圧迫を受けた皮膚の部分が角質化し厚くなったもの。骨の出っぱったところにできやすい。ペンだこや座りだこ、肘だこなど。べんち。「耳に―ができるほど聞かされた」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たこ【胼胝・胝】
- 〘 名詞 〙
- ① 皮膚の一部分が、角質化し、厚くなったもの。常に摩擦圧迫を受けるところに生じ、特に、掌(てのひら)や足などで、骨の出っぱっているところにできやすい。ときに圧痛がある。
- [初出の実例]「あらわさしたる手などに節のいできたるをたこのいできたるといへり、如何」(出典:名語記(1275)四)
- ② 慣れて特に感じなくなること。
- [初出の実例]「Taconi(タコニ) ナッタ〈訳〉感じない。またはすっかり悪癖に染まってしまう」(出典:日葡辞書(1603‐04))
へん‐ち【胼胝】
- 〘 名詞 〙 ( 「べんち」とも )
- ① 常に摩擦圧迫を受けた表皮の一部が、異常に肥厚して角質化したもの。たこ。
- [初出の実例]「観る者重舎胼胝、輻ること四方よりす」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)
- [その他の文献]〔荀子‐子道〕
- ② 寒さなどのため、皮膚が乾燥して弾力がなくなり、割れ目ができること。ひび。あかぎれ。〔いろは字(1559)〕 〔荘子‐譲王〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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胼胝
べんち
tylosis; callus
俗にたこという。反復する外的刺激に対する表皮角質層の限局性増殖肥厚であり,ペンだこ,すわりだこなどがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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