フトモモ科(読み)フトモモか(英語表記)Myrtaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フトモモ科
フトモモか
Myrtaceae

双子葉植物フトモモ目の1科。主として亜熱帯熱帯に分布する高木または低木。南アメリカとオーストラリアに分布の中心がある。約 100属 3000種があり,葉は互生または対生する。花には管状に発達した萼筒をもつものが多い。おしべは多数あってしばしば束をなす。代表的なものはオーストラリア産のユーカリノキEucalyptus,丁子や丁子油をとるチョウジノキ属 Eugeniaがあり,また熱帯アメリカ原産のバンジロウ (蕃柘榴) や,熱帯アジア産のフトモモは,いずれも果実を食べる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フトモモ科
ふとももか
[学]Myrtaceae

双子葉植物、離弁花類。常緑高木または低木。葉は対生し、革質で鋸歯(きょし)はなく、油細胞がある。花は両性で放射相称。花床は筒となり、子房と合着する。萼片(がくへん)、花弁ともに4、5枚であるが、合着して蓋(ふた)となって落ち、中の雄しべが現れるもの(ユーカリノキ)もある。雄しべは多数。子房は下位。果実は(さくか)または肉質の花床に包まれる閉果。おもに熱帯、亜熱帯に分布し、オーストラリア、南アメリカに多い。日本にはフトモモ属2種、オオフトモモ属1種が野生し、バンジロウ属、ユーカリ属、ネズモドキ属、カユプテ属などが栽培される。[山崎 敬]

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