フライトシミュレーター(読み)ふらいとしみゅれーたー

世界大百科事典 第2版の解説

フライトシミュレーター【flight simulator】

模擬飛行装置と訳されることもある。乗員の操縦訓練などのため,航空機運動と同じ状態を地上でつくり出す装置。基礎練習用の簡単なものを含めさまざまな種類があるが,ふつう航空会社などで使われているものは,実機の操縦室と同じものを駆動支持架の上にのせ,コンピューターによって実際の飛行どおりの運動を行わせるようになっている。高級なものでは音響装置および模擬視界装置がついていて,エンジン音,ブレーキ音,雷鳴から,昼夜・明暗の変化,滑走路灯火,誘導員の姿にいたるまで,運航中に乗員が体験するあらゆる事象を忠実に具現しうるようになっており,墜落以外のシミュレーションはすべて可能といわれるほど高い機能をもっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のフライトシミュレーターの言及

【アナログコンピューター】より

…これらの欠点を除くためにディジタル技術を導入したり,ディジタルコンピューターを接続してデータ処理性の改善,精度の向上を図ったハイブリッドコンピューターが生まれた。 アナログコンピューターの用途としては,計算速度が速いためにパラメーターを変えることに対して解の変化を容易にとらえることができるので,自動制御などのダイナミックな系の設計やフライトシミュレーター等各種のシミュレーターに用いられた。現在はいずれもディジタルコンピューターに置き換えられている。…

※「フライトシミュレーター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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