ブリュール(その他表記)Brühl, Heinrich, Reichsgraf von

デジタル大辞泉 「ブリュール」の意味・読み・例文・類語

ブリュール(Brühl)

ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州、ケルンの南方約20キロメートルに位置する町。1984年世界遺産文化遺産)に登録されたアウグストゥスブルク城がある町として知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリュール」の意味・わかりやすい解説

ブリュール
Brühl, Heinrich, Reichsgraf von

[生]1700.8.13. ガングロフゼンメルン
[没]1763.10.28. ドレスデン
ドイツの政治家。ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2世 (ポーランド王としてはアウグスト3世) に仕え,1746年宰相の地位を得た。この間,鉱業権の独占やマイセン磁器などで巨利を得,国庫から金を引出して私財をたくわえた。しかし,七年戦争でオーストリア同盟を結んだため,56年プロシア急襲を受け,10月ピルナで降伏国王とともにワルシャワ逃亡。その蓄財もプロシアに没収された。

ブリュール
Brühl

ドイツ西部,ノルトラインウェストファーレン州の都市。ケルンの南約 10kmに位置する。 13世紀末からケルン選帝侯の城塞があり,1725~63年に夏の居館アウグスツスブルク宮殿 (B.ノイマンによる後期バロック様式) が築造された。この居館は現在では大統領レセプションに利用される。ケルン市民の郊外休養地の一つ。製糖自動車工業などが立地付近から褐炭を産する。人口4万 1829 (1991推計) 。

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