ブルンジ王国(読み)ブルンジおうこく

百科事典マイペディアの解説

ブルンジ王国【ブルンジおうこく】

東アフリカ内陸部,現在のブルンジにあった王国。牧畜民のツチ族が先住農耕民フツ族とピグミー系のトワ族を征服して建国した。17世紀末ごろに成立し,19世紀前半には現在のルワンダタンザニアの一部にまで版図を拡げた。ガンワと呼ばれる王族出身の特権階級が封建領主のような地位を占めていたため,王権は弱体でツチ,フツの対立も顕著ではなかった。王国は植民地時代はルアンダ・ウルンジの一部として,さらに独立後も存続したが,1966年のクーデタで王政は廃止された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブルンジおうこく【ブルンジ王国】

東アフリカの内陸,現在のブルンジ共和国の地にあった王国。ルワンダ王国同様に,15世紀ころ北方から移住してきたナイル語系の牛牧民ツチ族が先住の農耕民のフツ族Hutuとピグミーのトワ族を支配して形成した階層的国家。1890年ドイツ領とされたが,第1次大戦後ルワンダ王国とともにベルギーの国際連盟委任統治領となり,1962年に王国として独立したが,66年にミコンベロ首相によるクーデタで共和制に移行したときに王国としての歴史は終わった。

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