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ブレゲー Bréguet, Louis-Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブレゲー
Bréguet, Louis-Charles

[生]1880.1.2. パリ
[没]1955.5.4. パリ
フランスの飛行機製作者。支柱や張り線を減らし,構造部材に金属を使うなどの工夫をこらした1号機は 1909年に初飛行し,2年後 10km区間で速度記録をつくった。 1912年には水上機を設計,1917年にはジャイロプレーン (→オートジャイロ ) を飛ばして,ヘリコプタの開発も試みた。第1次世界大戦中は軍用機を生産,全金属製ともいうべきブレゲー XIXは特に注目すべき機体で,フランス軍が偵察および爆撃に使用,のちに戦闘機としても使われた。またパリ-サンフランシスコ-東京-パリ間の世界一周5万 7000kmを 350時間で飛び,1927年には南大西洋を初めて無着陸横断,1933年 8000kmの大西洋横断飛行にも成功した。 1919年には,のちにエールフランスとなる航空会社を創設,第2次世界大戦後は大型旅客機を製造した。このブレゲー・ドゥポンは2階建て 107人乗りで,R-2800エンジン (2400馬力) 4基を装備,エールフランスが 12機を発注,1953年からフランス-アルジェ線に使用した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブレゲー
ぶれげー
Louis Charles Brguet
(1880―1955)

フランスの飛行機製作者。航空の初期に金属を利用した強固な機体を設計し、1908年にはヘリコプターを試作、第一次世界大戦にはジュラルミンを骨格とする軍用機を生産するなど独創性を発揮した。その着想は世界の航空界の発展に寄与したが、戦後フランスの航空界が衰えるとともに勢いを失った。第二次世界大戦後活気を取り戻したフランス航空工業界で、ブレゲー社(1969年にダッソー社と合併し、1990年にはダッソー・アビアシオン社となった)が短距離離着陸機の開発や対潜哨戒(しょうかい)機の生産など特色のある機体を送り出していたところに、創立者の精神をみることができる。[佐貫亦男]

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