プルトン

岩石学辞典の解説

プルトン

この語は本来は地下深い所で結晶化した大きな火成岩貫入岩体の一般名として使用され,深部での結晶作用を意味している.その後この語は広域変成作用の地域で,特に周囲と明瞭な境界をもち接触熱変成帯のあるような花崗岩体に多く使用されるようになった.貫入岩体の形状がよく分からない場合に用いることが多く,岩体の成因がはっきりしない場合にも使用される[Cloos : 1927, Read : 1949].プルトンは狭義には大きさや形は考慮に入れないで深い所に貫入した火成岩体を総括的に表す語であるが,広義には既存の岩石から交代作用を受けてできた成因のよく分からない火成岩様の岩体も含める[片山ほか : 1970].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典内のプルトンの言及

【ハデス】より

…その名は〈見えざる者〉の意。地中に埋蔵される金銀などの富の所有者としてプルトンPloutōn(〈富者〉)とも呼ばれたところから,ローマ神話ではプルトPluto,またはそのラテン訳のディスDisが彼の呼称となっている。ティタン神族のクロノスの子として生まれ,兄弟のゼウス,ポセイドンと力を合わせて,当時,世界の覇者であった父神とティタン神族を10年にわたる戦いで征服し,ゼウスが天,ポセイドンが海の王となったとき,ハデスは冥界の支配権を得た。…

※「プルトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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