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ベソース Vesaas, Tarjei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベソース
Vesaas, Tarjei

[生]1897.8.20. ビニエ
[没]1970.3.15. ビニエ
ノルウェーの作家。テレマルクの農家に生れ,小学校卒業後,国民高等学校に学んだほかは家にあって,農耕や林業に従事しながら文学の道に進んだ。詩集を5冊,戯曲や評論もかなり書いているが,本領は小説で,一種象徴的な文体で人間の孤独と不安を扱っている。主著『大きなゲーム』 Det store spelet (1934) ,『女たちは家庭を呼ぶ』 Kvinner ropar heim (35) ,『暗闇の家』 Huset i mørkret (45) ,短編集『風』 Vindane (52) ,『氷の城』 Is-slottet (64) 。妻ハルデイスも詩人として有名。

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百科事典マイペディアの解説

ベソース

ノルウェーの作家。ノルウェー語のうちのランスモールによって,地方色豊かな小説や象徴主義的な詩を書いた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベソース
べそーす
Tarjei Vesaas
(1897―1970)

ノルウェーの小説家。テレマークの農民の出で、もっぱらノルウェー農民の当面している魂の問題といったものを、一種シンボリックな簡素清新な文体で描いた。生きることの恐怖と信仰との戦いがその主題だといえよう。『大きな戯れ』(1934)や『発酵』(1940)は初期の代表作。第二次世界大戦でのナチスのノルウェー侵入を扱った『闇(やみ)の中の家』(1945)で文名をあげ、『晒(さら)し場』(1946)、『信号』(1950)などを経て、短編集『風』(1952)でベネチア国際文学賞を、一種の童話というべき『氷の城』(1963)で北欧文学賞を受けた。[山室 静]

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