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ベッケンバウアー Beckenbauer, Franz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベッケンバウアー
Beckenbauer, Franz

[生]1945.9.11. ミュンヘン
ドイツのサッカー選手,指導者,経営者。ドイツのクラブ,バイエルン・ミュンヘンディフェンダーとしてヨーロッパ王者に3度輝き,ワールドカップには 1966年から3大会連続出場。 1966年に準優勝,1974年の地元・西ドイツ大会では主将として優勝した。守備の選手ながら自在に攻撃に参加して得点するスタイルは当時としては画期的で,「リベロ (イタリア語で「自由な」の意味) 」の役割を確立。その統率力は「カイザー (皇帝) 」とあだ名された。引退後,西ドイツ監督としてワールドカップ 1986年大会に準優勝,1990年大会では優勝し,史上初めて主将と監督の双方で世界の頂点に立った。その後,バイエルン・ミュンヘンの会長に就任して経営を指揮,2006年ワールドカップ・ドイツ大会の組織委員会会長に就任した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベッケンバウアー
べっけんばうあー
Franz Anton Beckenbauer
(1945― )

ドイツのプロサッカー選手。9月11日、ドイツのミュンヘンに生まれる。バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の中心選手としてヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ(現、UEFAチャンピオンズ・リーグ)3連覇(1974、1975、1976年)をはじめ、西ドイツ代表としては三度のワールドカップに出場して2位(1966年)、3位(1970年)、優勝(1974年)。1972年にはヨーロッパ選手権に優勝するなど、ありとあらゆるタイトルを手中に収め、エレガントなプレーぶりから「皇帝」とよばれた。1972年、1976年にヨーロッパ最優秀選手賞(バロンドール)を受賞。ベッケンバウアーの名を不動のものとしたのは、リベロ(自由な人の意)のポジションである。ディフェンスラインの最後尾に位置し、マークする特定の相手をもたないカバーリングディフェンダーだったスウィーパーに新しい概念を与え、機をみて攻撃に参加するリベロの名称を確立した。引退後は、西ドイツ代表監督を務め、1990年ワールドカップ・イタリア大会で優勝。選手、監督の両方でワールドカップを獲得した2人目(最初はブラジルのザガロMario Zagalo)の人物となった。2006年ワールドカップ・ドイツ大会の大会組織委員長。ドイツサッカー協会の副会長を務める。[西部謙司]

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