デジタル大辞泉 「ベッセル楕円体」の意味・読み・例文・類語 ベッセル‐だえんたい〔‐ダヱンケイ〕【ベッセル×楕円体】 1841年にドイツの天文学者ベッセルが導いた準拠楕円体。日本では近代測量が始まった明治時代以来、同楕円体が採用されたが、平成14年(2002)よりGRS80楕円体に置き換えられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベッセル楕円体」の意味・わかりやすい解説 ベッセル楕円体ベッセルだえんたいBessel ellipsoid F.ベッセルが算出して定めた地球の形状。ドイツ,フランス,インド,スウェーデン,ロシアなどの諸国で行われた 10個の弧長測量 (子午線測量) の結果から,1841年にその算出結果を発表した。その定数は赤道半径 637万 7397.155m,極半径 635万 6079.0m,扁平率1:299.152813である。日本はこの楕円体を測量の基準とすることを,測量法第 11条で定めている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報