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ベールマン Beermann, Wolfgang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベールマン
Beermann, Wolfgang

[生]1921.4.6. ハノーバー
[没]2000.1.18. テュービンゲン
ドイツの発生学者,細胞学者。双翅類の幼虫の唾液腺を構成する細胞に含まれる巨大染色体には,パフと呼ばれる局所的肥大があり,ベールマンはこれに注目して発生との関連づけを試みた。すなわち,発生途中のユスリカ幼虫についてパフの位置を観察し,発生の段階に応じて染色体上でパフの現れる場所が移り変わることを発見し (1952) ,パフはそれが生じる位置の遺伝子が活動状態にあることを反映するものとみなして,上記の観察事実は発生の各段階にそれぞれ別の遺伝子が活性化される証拠であると考えた。彼の発見は,発生の機構を遺伝子の活動に求める立場にとって有利な論拠を提供した。

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