ペランの実験(読み)ペランのじっけん(その他表記)Perrin's experiment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペランの実験」の意味・わかりやすい解説

ペランの実験
ペランのじっけん
Perrin's experiment

J.ペランが 1908年,樹脂の1種である乳香のコロイド溶液を用いて,コロイド粒子沈降平衡ブラウン運動を観察し,これら粒子の運動が A.アインシュタインによって導かれた拡散法則に従うことを認めた実験。この結果からアボガドロ数の実測値を得ることに成功し,また気体分子が空間を自由に運動していると仮定する気体分子運動論を実証することができた。このことは間接的に初めて分子の実在を実験的に証明しえたことを意味し,それまでの分子の実在に対する疑義終止符を打った点において歴史的に重要な意義がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む