ペーチ〈ソピアネ〉にある初期キリスト教墓地遺跡(読み)ペーチ〈ソピアネ〉にあるしょきキリストきょうぼちいせき

世界遺産詳解 の解説

ペーチ〈ソピアネ〉にあるしょきキリストきょうぼちいせき【ペーチ〈ソピアネ〉にある初期キリスト教墓地遺跡】

2000年に登録された世界遺産文化遺産)で、ハンガリー南部のペーチ市に位置する。ペーチは、古代ローマ帝国属領時代にソピアネと呼ばれた町である。4世紀頃に交易で栄え、装飾が施された霊園などが建てられた。1782年に、初期キリスト教時代の地下墓所カタコンベ)が多数発見された。内部には、アダムイブなどの壁画があり、初期キリスト教美術の貴重な遺産となっているなど、その歴史的、文化的価値が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はEarly Christian Necropolis of PécsSopianae

出典 講談社世界遺産詳解について 情報