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ホセア書 ホセアしょ Book of Hosea

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホセア書
ホセアしょ
Book of Hosea

旧約聖書の 12小預言書中の第1書。預言者として神に召されたホセアに対する神の試練と,その試練に耐えて不義の妻を許したホセアが,主を捨て,バールを礼拝し,宗教的にも道徳的にも腐敗したイスラエルの人々に,不義に対する神の罰と悔い改めによる罪のゆるしについて説くことが主たる内容。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホセアしょ【ホセア書 Book of Hosea】

旧約聖書の〈十二小預言書〉の一つ。イスラエルの預言者ホセアの託宣を集めたもの。ホセアは,前8世紀半ばから北王国滅亡前まで北イスラエルで活躍した,アモスとほぼ同時代の人。1~3章は,〈淫行の妻と淫行によって生まれた子らを受け入れよ〉という預言者の結婚にかかわる象徴預言と,3人の子らにエズレル,ロルハマ,ロアンミという名をつけよという命名預言である。おそらく神殿娼婦であったゴメルとの結婚とその体験を通して,ヤハウェの民に対する神の愛の苦悩と深化を経験したホセアが,愛に値しない民に対するヤハウェの忠実と愛とを示す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホセア書
ほせあしょ
The Book of Hosea

旧約聖書』の十二小預言書の一つ。その最初に置かれている。ホセアはアモスに続いて、紀元前750年ごろから北イスラエル王国において預言活動を始め、前722年、王国がアッシリア帝国によって滅ぼされるときにまで及んだ。彼は、王国の滅亡を神の審判によるものと考え、イスラエルがヤーウェとの契約を破り、カナンの神バールを礼拝したことを、自分の家庭における妻ゴメルの背信行為という悲劇的な経験になぞらえて語った。しかし彼は、神の厳しい審判ののちに与えられる救いをも預言している。[木田献一]

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