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背信行為 はいしんこういperfidy

翻訳|perfidy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

背信行為
はいしんこうい
perfidy

戦時において交戦者が明示的約束に故意に反するか,または戦時慣習国際法上の禁止に反して敵を欺罔する行為。背信行為は,戦争中でも交戦者が守らねばならない信義に反するもので不法な行為とされ,戦争犯罪を構成する。赤十字旗軍使旗を戦時国際法が認める場合以外に使用し,または濫用すること,敵の制服,国旗などの偽装で敵を攻撃することは背信行為に該当する。これに対し,伏兵,間諜,不意の襲撃など,敵を欺罔する行為であっても背信行為を含まない場合には奇計 (戦時謀計) として適法とされる (ハーグ陸戦法規 24) 。

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デジタル大辞泉の解説

はいしん‐こうい〔‐カウヰ〕【背信行為】

信義にそむくような行為。
戦争において、真実を告げる義務のある場合に、味方の利益のため、休戦旗・赤十字旗などを不当に使用するなどして敵の行動を誤らせる行為。戦時国際法では違法とされる。

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世界大百科事典 第2版の解説

はいしんこうい【背信行為 perfidy】

国際法上,一般に敵の信頼を裏切る意図をもってその信頼を誘う行為をいい,戦争法上古くから禁止されている(1907年ハーグ陸戦規則23条(b))。偽装,おとり,偽情報の使用といったような,敵を誘惑に誘い込み軽率な行動をとらせることを目的とした奇計ruse of warは適法である。背信行為と奇計の区別は,とくに現代の武力紛争状況において微妙であるが,1949年ジュネーブ諸条約(赤十字条約)に対する77年第一追加議定書37条1項は,両者を比較しつつ,背信行為の例をあげた。

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大辞林 第三版の解説

はいしんこうい【背信行為】

信義を裏切る行為。
戦争において、味方の利益のため、休戦旗・赤十字旗を不当に使用するなどして、敵の信頼を裏切りその行動を誤らせる行為。戦時国際法上、違法とされる。

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