ホーホストラーテン(英語表記)Hoogstraeten, Samuel van

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホーホストラーテン」の意味・わかりやすい解説

ホーホストラーテン
Hoogstraeten, Samuel van

[生]1627.8.2. ドルドレヒト
[没]1678.10.19. ドルドレヒト
オランダの画家。父に絵を学び,1642年頃アムステルダムでレンブラント弟子になった。 48年帰郷したが,51年頃にはウィーン,ローマ,ロンドンなどで制作。 68年ハーグの画家組合に登録。 71年からドルドレヒトに定住,73年造幣局長に任命された。肖像画,室内画などを描いたが,遠近法トロンプ・ルイユ (だまし絵) 的な表現に長じた。ロンドンのナショナル・ギャラリーに彼の制作したのぞき箱がある。晩年著書絵画芸術の主要流派の手引』 (1678) はレンブラントについて興味ある記録をとどめている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android