ホームネットワーク(読み)ほーむねっとわーく

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

ホームネットワーク

家庭内に構築したパソコンなど通信システムのLAN環境のこと。ルーターやハブなどを設置し、イーサネットケーブルを接続することで、インターネットの接続やプリンター、ファイルなどの共有を行なうこと。無線LANを搭載したPCと、ルーター、アクセスポイントなどを利用することで、パソコンやプリンターなどをケーブルレスでつなぐこともできる。また、ビデオやオーディオといったAV機器だけでなく、冷蔵庫や電子レンジなどの「白物家電」、いわゆるネットワーク家電の登場により、家電製品がネットワークに接続できるようになってきており、ホームネットワークを構築することによって、それらの情報家電との接続も可能になる。

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知恵蔵の解説

ホームネットワーク

住宅内で各部屋のデジタルAV機器同士を結ぶネットワーク。デジタル放送、高速インターネットがつながり、番組をためている大容量記憶装置のホームサーバーを、無線や有線のネットワーク経由で各部屋の端末機器から呼び出し、その部屋のAV機器で再生する。世界標準のネットワーク仕様のDLNA(Digital Living Network Alliance)も、BDレコーダー、パソコン採用例が増えてきた。このガイドラインにのっとった製品であれば、イーサネットケーブル(LANケーブル)を差し込むだけで、互いにつながる。著作権を保護しながらハイビジョン信号をデジタル伝送する仕組みも確立している。

(麻倉怜士 デジタル・メディア評論家 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホームネットワーク
ほーむねっとわーく
home network

家庭内に構築されたLAN(ラン)。さまざまな機器がルーターやSTB(セットトップボックス)などを介して接続され、相互に情報交換や機器の制御ができる。また、家庭でのネットワークの基盤となる通信環境そのものを意味することもある。家庭内LANともいう。家庭内で相互接続のできる機器(デジタル製品、ネット家電)には次のようなものがある。(1)パソコンや周辺機器、携帯型端末などの情報コミュニケーション機器。(2)カメラやビデオカメラを含むオーディオ・ビジュアル機器、ホームサーバーなど。(3)家庭用電気器具やスマートメーターなどの家電や住宅関連設備。(4)監視カメラやドアホン、各種センサーなどのセキュリティ関連機器。(5)健康や介護サービス関連機器。(6)自動車やカーナビゲーションシステム。
 このような家庭向け機器のネットワークをホームネットワークとして統合する動きは、1980年代からみられたが、相互接続方式の国際標準化が困難で、パソコンやオーディオ、ホームテレホンなどの個別分野での利用が主であった。日本では日本電信電話会社(NTT)によるHBS(Home Bus System)規格が提唱され、ホームテレホンなどの通信機器が普及したものの、国際標準化には至らなかった。その後、ホームサーバーに記録されたAVコンテンツをパソコンやスマートフォンなどからネットワーク利用できる方式とし、DLNA準拠の規格や、ネットワーク配信するための著作権保護方式DTCP-IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)などが国際標準化された。これを受け、屋内外からホームネットワークに接続するコンテンツ利用が急速に広がった。また、日本では住宅設備や白物家電をホームネットワークに接続する標準規格ECHONET Lite(エコーネット ライト)が2011年に制定されている。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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