ホール=エルー法(読み)ホールエルーほう

改訂新版 世界大百科事典 「ホール=エルー法」の意味・わかりやすい解説

ホール=エルー法 (ホールエルーほう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のホール=エルー法の言及

【アルミニウム】より

…アルミニウムのこの化学的活性は,クロム,マンガン,バナジウムなどの酸化物を還元して金属を得る冶金法(テルミット法)にも利用されている。アルミニウム合金
[製法]
 金属アルミニウムは,ボーキサイトを原料とし,バイヤー法による高純度アルミナの製造,およびアルミナのホール=エルー法による電解還元によって製造される。原料のボーキサイトは,フランスの〈ボー村の土〉という語源をもち,風化によって生成した土壌のうち,アルミナ含有量が高くシリカ含有量の低いものをいう。…

【軽金属工業】より

…アルミは製品の差別化がなく,このように原・燃料依存の高い産業のため,国際アルミニウム資本(メジャー)の影響が強い。世界のアルミニウム工業は19世紀末の勃興期当初からホール=エルー法(近代アルミ製錬,電解法)の特許が切れるまで,製錬企業数が世界で5社という寡占状態であった。その後,各国で新規参入がなされたが,世界恐慌と市場の未成熟により,国際アルミ資本の系列下に統轄された。…

※「ホール=エルー法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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