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ポスティングシステム posting system

デジタル大辞泉の解説

ポスティング‐システム(posting system)

《「入札制度」の意》日本の球団に所属するプロ野球選手が、米国メジャーリーグへ移籍するための制度の一。所属球団の許可を得た選手のみが対象となる。所属球団は2000万ドルを上限に譲渡金を設定し、獲得を望む米球団がその金額を受け入れると、米球団は選手との交渉権を獲得する。契約が成立すると、米球団は所属球団に譲渡金を支払う。ポスティング制度

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ポスティングシステム

日本から大リーグへの移籍を希望する選手との交渉権を、大リーグ球団が日本の所属球団から入札で獲得する制度。最高入札額が日本側に通知され、所属球団が受諾すれば落札球団に独占交渉権が与えられる。選手は移籍球団を選ぶことはできない。球団が見返りなしに選手を失うことを防ぐため、1998年に導入。

(2011-12-21 朝日新聞 朝刊 スポーツ1)

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大辞林 第三版の解説

ポスティングシステム【posting system】

アメリカの大リーグ球団が、移籍を希望する日本のプロ野球選手との独占交渉権を獲得するために行う入札制度。落札した球団は、選手が所属する球団へ落札額(移籍金)を支払う。1998年、日米間選手契約協定に盛り込まれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポスティングシステム
ぽすてぃんぐしすてむ
posting system

日本のプロ野球球団に所属する選手がアメリカのメジャーリーグ(大リーグ)へ移籍するために利用できるシステムの一つ。ポスティング制度。日本で所属する球団が移籍を許可した選手のみが対象となる。日本野球機構とアメリカメジャーリーグ機構との協定に基づき、1998年(平成10)12月に導入された。イチロー、松坂大輔(まつざかだいすけ)、ダルビッシュ有(ゆう)(1986― )などが利用した。しかし、当初の協定は2012年(平成24)12月に失効し、2013年12月に改定されて新システムへ移行した。旧システムではもっとも高額の移籍金をオファーした球団に30日間の優先交渉権が与えられたため、入札価格が高騰し、たとえば、2011年オフにダルビッシュ有が移籍した際に、テキサス・レンジャーズが北海道日本ハムファイターズに支払った金額は5170万3411ドルにも及んでいる。新システムでは、選手の所属していた日本側の球団が移籍成立時に受け取る譲渡金額に2000万ドルという上限を設けた。また、獲得を希望するすべてのメジャーリーグ球団が選手と交渉でき、合意に達した球団が譲渡金を支払うよう、制度が変更された。2014年1月には、新システムを利用して、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大(たなかまさひろ)(1988― )がニューヨーク・ヤンキースに移籍している。[編集部]

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