ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マヨルカ島」の意味・わかりやすい解説 マヨルカ島マヨルカとうMallorca スペイン東方,地中海西部,スペイン領バレアレス諸島の主島。マジョルカ島,マリョルカ島ともいう。バレアレス州,バレアレス県に属する。中心都市パルマはバレアレス県の県都。中央の低地を挟んでベティカ山系の東の延長である 2筋の山脈が北東-南西方向に走る。農業と観光業に依存し,中央低地部でオリーブ,イチジク,アンズ,オレンジなどの果樹および飼料作物を栽培。特産は大理石および陶磁器で,マジョリカと呼ばれる陶器はこの地を通じてヨーロッパに広まった。スペイン本土とは船便で結ばれ,バルセロナ,パリとの間には定期航空路がある。先史時代の遺跡などのほか,フレデリック・フランソア・ショパンとジョルジュ・サンドの滞在した修道院跡もあり,島を訪れる観光・避寒客は多い。2011年,北西部にあるトラムンタナ山脈の棚田地帯が文化的景観として世界遺産の文化遺産に登録された。面積 3640km2。人口 56万1215(1981)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マヨルカ島」の意味・わかりやすい解説 マヨルカ島まよるかとうMajorca ヨーロッパの地中海西部、スペイン領バレアレス諸島の主島マジョルカ島のカタルーニャ語(現地語)名。[編集部][参照項目] | マジョルカ島 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例