マルバオモダカ(読み)まるばおもだか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルバオモダカ」の意味・わかりやすい解説

マルバオモダカ
まるばおもだか / 丸葉面高
[学] Caldesia parnassifolia (Bassi. ex L.) Parl.
Caldesia reniformis (D.Don) Makino

オモダカ科(APG分類:オモダカ科)の抽水性または浮葉性多年草。種子または珠芽で越冬する。葉は根生し、卵円形葉柄は長い。名は、葉形にちなむ。7~9月、高さ0.3~1.2メートルの花茎の上方に複集散花序をつくり、小さな白色花を多数開く。痩果(そうか)は扁平(へんぺい)な楕円(だえん)形、果皮は木化して宿存柱頭がある。花穂にむかごができる。池沼の浅水中に群生し、アジア、アフリカオーストラリアに分布する。

[大滝末男 2018年9月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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