コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

マーベリー対マディソン事件 マーベリーたいマディソンじけんMarbury v.Madison

世界大百科事典 第2版の解説

マーベリーたいマディソンじけん【マーベリー対マディソン事件 Marbury v.Madison】

違憲立法審査制の確立の上で最も有名な1803年に出された合衆国最高裁判所の判決。合衆国憲法(連邦憲法)は,裁判所違憲立法審査権については明文を置いていなかった。そして,連邦の裁判所が,具体的事件の解決に必要な限りにおいて,州の憲法・法律が連邦憲法に反するか否かを審査できることについてはほぼ意見が一致していたが,連邦の法律については見解が分かれ,共和派的な考えをとる人々には,裁判所は司法部の権限に関する規定についてのみ違憲立法審査権を行使できるという考えが強かった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のマーベリー対マディソン事件の言及

【違憲立法審査制度】より

…付随的違憲審査制とよぶ。アメリカでは1803年のマーベリー対マディソン事件以来,判例法上この方式が確立しており,カナダ,インド,オーストラリアなどの国々でも採用されている。ほかに,憲法問題のみを扱う特別の裁判所(憲法裁判所)を設け,それが具体的事件の解決のためでなく抽象的に法令の合憲性審査を行う方式がある。…

※「マーベリー対マディソン事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

マーベリー対マディソン事件の関連キーワード違憲審査権[アメリカ合衆国憲法]アメリカ合衆国憲法違憲立法審査制マーシャル