デジタル大辞泉 「辞令」の意味・読み・例文・類語 じ‐れい【辞令】 1 官職・役職などの任免の際、その旨を書いて本人に渡す文書。「辞令が出る」2 人と応対するときの形式的な言葉やあいさつ。「外交辞令」3 文章上の言葉遣い。文章のあや。「辞令の妙を極める」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「辞令」の意味・読み・例文・類語 じ‐れい【辞令】 〘 名詞 〙① ことばづかい。また、挨拶(あいさつ)のことば。応対のことば。特に、習慣的、形式的な言いまわしについていうことが多い。[初出の実例]「英にて辞令を演舌するを『スピーチ』と云」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)「已むを得ない社交上の辞令(ジレイ)以外に」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉五五)[その他の文献]〔礼記‐冠義〕② 文章上のあや。文章による表現。詞章。[初出の実例]「曾根君の母の許へとどいた金子女史の手紙(辞令の妙を極めて居たが)」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)[その他の文献]〔春秋左伝‐襄公三一年〕③ 官職・役職などを任免する時、その旨を書いて本人に渡す文書。辞令書。辞令状。[初出の実例]「去暮上等給に昇進の辞令を渡されし処」(出典:朝野新聞‐明治一五年(1882)一月一〇日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「辞令」の読み・字形・画数・意味 【辞令】じれい ことばづかい。応対の語。〔礼記、冠義〕冠して后(のち)に備はる。備はりて后に容體正しく、顏色齊(ととの)ひて辭令順なり。字通「辞」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報