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ミクリッツ症候群 みくりっつしょうこうぐん Mikulicz Syndrome

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家庭医学館の解説

みくりっつしょうこうぐん【ミクリッツ症候群 Mikulicz Syndrome】

[どんな病気か]
 両側の耳下腺(じかせん)、顎下腺(がくかせん)、涙腺(るいせん)に慢性の痛みのない腫(は)れができる病気です。
 白血病(はっけつびょう)(「白血病とは」)、悪性リンパ腫(しゅ)(「悪性リンパ腫」)、サルコイドーシス(「サルコイドーシス」)、木村病(軟部好酸球肉芽腫症(なんぶこうさんきゅうにくげしゅしょう))、シェーグレン症候群(「シェーグレン症候群」)などが基礎にあっておこるものと、病気の本体を明らかにできないものとがあります。
 病気の本体を証明できないものはミクリッツ病ともいい、シェーグレン症候群とちがって男性にも多くみられ、経過をみている間に症状が消えることもまれではありません。
 白血病、悪性リンパ腫が原因のときは発熱、全身倦怠感(ぜんしんけんたいかん)、強い口内乾燥がみられることがあります。両側対称的な耳下腺、顎下腺、眼瞼部(がんけんぶ)が腫れる、特徴的な顔貌(がんぼう)から診断できます。
[治療]
 さまざまな検査で病気の全身的な広がり確かめる必要があります。耳下腺、頸部(けいぶ)リンパ節試験切除による組織診断も行なわれます。
 基礎疾患が明らかになれば、その治療を行ないます。基礎疾患が不明の場合は、非ステロイド抗炎症薬を用い、経過を観察します。
 悪性リンパ腫に変化する可能性があるので、定期的な検査が必要です。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典内のミクリッツ症候群の言及

【涙】より

…全身的には,副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤が用いられる。(5)ミクリッツ症候群Mikuliz syndrome 両側の涙腺,唾液腺がはれる疾患で,通常成人に多い。触診によって軟骨様硬度の腫瘍を触れる。…

※「ミクリッツ症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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