ミール地方の城と関連建物群(読み)ミールちほうのしろとかんれんたてものぐん

世界遺産詳解 の解説

ミールちほうのしろとかんれんたてものぐん【ミール地方の城と関連建物群】

2000年に登録されたベラルーシの世界遺産(文化遺産)で、首都ミンスクの南西、コレリチ地方グロドノ州に位置する。最初は15世紀末にユーリー・イリイニチ公によって建造された。1569年にはイリイニチ公の親戚貴族、ミコラ・シロトカ公が継承した。正方形敷地には5つの塔があり、宮殿と東塔はルネサンス様式、それ以外はゴシック様式である。17~18世紀の戦火で破壊され、1812年に再建されたが、その後の世界大戦でも被害を受けた。人類の歴史上、時代を例証するものとして世界遺産に登録された。1938年に、最後の城主となったニコライ・ミール公が亡くなり、国が管理する文化財となり、現在は博物館としても利用されている。◇英名はMir Castle Complex

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android