百科事典マイペディア 「ヤドクガエル」の意味・わかりやすい解説
ヤドクガエル
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…したがって卵は大粒で数が少なく,発生の段階が進んだ幼生を孵化させたり,なかには変態終了まで世話する種類もある。これらにはピパ科以外にも背中の育児袋で卵を育てる南アメリカ産フクロアマガエル類があり,そのほかゲルジアマガエル(イラスト)やサンバガエル(イラスト)などは卵を,ヤドクガエル,セーシェルコオイガエルなどは幼生を背負って保護する。【松井 孝爾】。…
…皮膚から強い毒液を分泌するカエル類で,主としてヤドクガエル科に含まれるほか,系統の異なる科にも見られる。ヤドクガエル科Dendrobatidaeの仲間は,インディオが皮膚から分泌される毒液を集めて毒矢に用いることから,ヤドクガエルarrow‐poison frogと呼ばれ,159種が中央アメリカから南アメリカの熱帯地方に分布している(イラスト)。…
※「ヤドクガエル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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